佐賀バイブルチャーチの入江喜久雄牧師のブログ

佐賀市鍋島へ引っ越しブログを再び始めました。よろしくお願いします。

人生で最も重要なのは信仰告白

すばらしい佐賀平野は稲刈りがまもなくです。夫婦で見ました。

人はうわべを見るが、主は心を見る。」(1サムエル16:7b)は少年ダビデ預言者サムエルが8人の兄弟の中から選んだ時のみ言葉でした。ここに神様は心を、心で何を考え口で何を告白するのかを重要視しています。ダビデは後にイスラエルの王として40年間、国を統治しました。その40年間で詩篇89篇の作者は26節で「彼は わたしを呼ぶ。『あなたはわが父 わが神 わが救いの岩』」とダビデ信仰告白を記しました。

ダビデ王は人生で数々の戦いに勝利しました。また誘惑に負けることもありましたが、この詩篇では彼の人生で最も大切な一つを記しています。それは彼の信仰告白だったのです。

 まず詩人はダビデ契約(サムエル7:11)を語った神様に対して「わたしを呼ぶ」と語ります。ここに人間の本来の生があります。それは衣食住と身体にいのちを与えて下さる神様を人が「呼ぶ」ことなのです。これこそキリストが言われた「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」(マタイ4:4)生き方なのです。人は神のみ言葉を聞いて応答する。その応答が「わたしを呼ぶ」事なのです。苦しい時に呼び、叫び、受けとめて下さる方がここにおられるのです。

つぎにダビデは「あなたはわが父」と呼び求めています。「わが父」とは父なる神様に養子となった自分を現わしています。また「わが父」はダビデ自身の父親であるエッサイの人柄を思い出した言葉ではなく、ダビデ契約を与えた方に対してであると文脈から読み取れます。

それは詩篇892835までの文章の論の展開がサムエル7:11‐16と全く同じだからです。ここから学ぶ内容は人が神様を呼ぶ時、ダビデ契約を信じて呼ぶことが大切だという事です。

さらにダビデは「わが神 わが救いの岩」と呼んでいます。「わが神」は「無から有を造り出し、しかも統治する力、全能者であって主権者であるという意味が」あります。また「わが救いの岩」は救いにおいて、ゆるがない、堅固なお方です。救いは罪の赦し、解放だけではなく聖化を現わしています。ダビデにとって毎日の霊的戦い、誘惑に対して勝利を必ず与えて下さる神様、助けが何もない状態から多くの助け、働き人を与えて下さる神様です。それは私たちにとっても同じです。

 結論:私たちも「あなたはわが父 わが神 わが救いの岩」と神様を呼んで、具体的に祈りにおいて、あかしにおいて信仰告白を実践しましょう。主が一番喜ばれ、人生で最も重要な事柄だからです。主に祈りましょう。

(佐賀バイブルチャーチの水曜祈祷会から)